チームで仕事をするときはプロジェクトを立ち上げてメンバーと一緒に仕事をこなしていきます。
そのプロジェクトをまとめるプロジェクトリーダーは、もちろん経験の多い方を採用すれば、円滑なプロジェクト運用が可能です。
しかし、毎回経験の多い方をプロジェクトリーダーにしていては、人材が育ちません。
今回は経験の浅い人材をプロジェクトリーダーに採用するメリットと、注意点について記載していきます。
この記事を読めば、経験の浅い人材をプロジェクトリーダーにすることで、人材としても組織としても成長できる方法を学べます。
経験の浅い人材をプロジェクトリーダーに採用する場合の注意点
プロジェクトメンバーには経験豊富な人材を参加させる
プロジェクトメンバー全員を経験が浅い人材で構成してはいけません。
正解も不正解もわからない状態で、プロジェクトが進まなくなってしまいます。
経験豊富な人材をメンバーに入れることで、適宜アドバイス出来る状態にしておきましょう。
失敗しやすいポイントであえて失敗させる
経験が浅い人材なので、失敗は想定内です。
でも、失敗する前に注意してしまうと良い経験を積むチャンスを無駄にしてしまいます。
失敗しそうだなぁと思っても、そのまま失敗させましょう。
(致命的な失敗は事前に防ぎましょう。)
失敗の経験は次回に活きてきます。
経験の浅い人材をプロジェクトリーダーに採用する場合のメリット
経験が積める
これは言うまでもないですよね。
プロジェクトリーダーをやったことのない人材ですから、初めてのプロジェクトマネジメントの経験が積めます。
ここで得た経験は成功しても失敗しても、必ずその人材のためになります。
課題に対する検討が深くなる
私が一番のメリットと思うのはこの点です。
課題を解決しようとしたとき、経験豊富な人材をプロジェクトリーダーにした時、以下の現象が発生します。
メンバーは〇〇の課題について初めて考えたという状況です。
メンバーはなかなか主体的に考えず、与えられた仕事を着実にこなすというマインドになってしまいます。
いっぽう、経験の浅い人材をプロジェクトリーダーにした時、以下の現象が発生します。
これは、経験の浅さを主体的に考えることでカバー出来ている状況です。
こうすることで、経験豊富は人材と経験の浅い人材が同じレベルで課題を検討出来るようになります。
次回から任せられる
始めての経験を積むことによって、次回も同じようなプロジェクトを任せされるようになります。
こうしてどんどん任せられる仕事が増えれば、組織としていろいろなことに挑戦出来るようになります。
経験の浅い人材をプロジェクトリーダーに採用する場合のデメリット
失敗の可能性がある
もちろん経験豊富な人材に任せたら早く正確に対応してくれます。
短期的に見れば最適解かもしれませんが、新しい人材が育たないため組織としても成長出来ません。
経験の浅い人材をプロジェクトリーダーに採用するのは失敗の可能性はありますが、必要な投資です。
まとめ
経験の浅い人材をプロジェクトリーダーに採用することについては、しっかりした周りのサポートがあればメリットが多いと思います。
経験を積んだ人材が増えることで、メンバーどうしで深い話が出来ます。
私が一番メリットだと思うことは、メンバー各人の理解度や経験値を挙げて、相互に高めあうことで仕事の質を上げることが期待できるからです。
経験を積んだ人材が増えればそれだけ仕事の効率もアップしていくので、会社として新しいことへチャレンジできる幅が広がりますね。
ぜひ、経験の浅い人材をリーダーとして採用して、いい人材を育てていきましょう。